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加藤一二三九段 引退

 将棋の最年長棋士加藤一二三九段(77)は20日、東京・千駄ヶ谷将棋会館で行われた竜王戦6組昇級者決定戦で、高野智史四段(23)に98手で敗れ、同日付での引退が決まった。(読売新聞)

 

 ということで、加藤一二三九段、63年間のプロ棋士生活に幕をおろすこととなりました。

 

 残念です。

 高野四段とは前期(75期)のC級2組の順位戦で対局し敗戦していたのでどうかな…と思っていたのですが、悪い予感が的中してしまいました。残念です。

 

 加藤九段と言えば、私の小学校時代、子供向けの「~~入門」的な本がたくさん出ていたのですが、私が買ってもらったのは野球入門と将棋入門。野球入門はスコアのつけ方で「1番ショート河埜、2番センター松本」という時代の巨人のオーダーがあり、将棋入門の棋士紹介では中原時代ということもあり名人に中原誠、そして大山康晴十五世名人…というメンバーの中に加藤一二三王将という名前がありました。加藤九段が王将を持っていたのは1978年度の1期だけでしたので購入した時期ははっきりしているのですが、王将というタイトルの名前と一二三という珍しい名前で一発でお名前を覚えた事を記憶してます。

 また中学受験の面接の際に、将棋の話をが出たときに知っている棋士の名前で谷川浩司加藤一二三の両棋士の名前をあげたことも覚えてます。で、あとから知ったのですが、面接の担当教員が将棋部の顧問だったため、それで受かったのかもしれないということと、折角面接で将棋の話をしたのに野球部に入ってしまったということでがっかりさせたのではないか…ということも思い出に残っております。

 

 さて、63年という長い棋士生活ということで、いろいろな記録を残されていますが…最年少プロは昨年に藤井聡太四段に破られましたが、最多対局(18歳)、最年少名人挑戦(20歳)、実勤年数(62年)は破られないであろう記録であります。最年少の記録については藤井四段がそれを上回る結果を残せば…ということにもなるのですが、あまりにも厳しすぎる話と思われます。

 

 ここで加藤九段の引退のツイートを掲載させていただきます。

 

 

 本当にお疲れ様でした。

 でも、これからはテレビ等での活躍、期待しております。