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とりあえずてきとーに。

鈴木尚広 引退

 巨人鈴木尚広外野手(38)が今季限りで現役を引退することが13日、分かった。プロ20年目の今季は44試合に出場。代走として12年連続2ケタ盗塁となる10盗塁を決めたが、10日のDeNAとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第3戦(東京ドーム)では、同点の9回無死一塁で代走起用されたが、けん制死によりサヨナラ機を逸していた。関係者の話を総合すると、今シーズンで現役を退く決意を固め、今日中にも正式発表される。(日刊スポーツ)

 

 いや、びっくりしました。

 鈴木尚広といったら走塁のスペシャリストの代名詞ということも勿論でありますが、今年のクライマックスシリーズファーストステージ第3戦での横浜DeNAでの9回裏無死1塁での代走からのまさかの牽制死も記憶に新しいところで…実際にあのプレーが現役最後のプレーとなってしまうこととなりました。

 

 ということで、本日引退会見が行われたようです。

 

 巨人・鈴木尚広外野手(38)が13日、都内のホテルで引退会見を行った。会見における主な発言は以下の通り。(スポーツ報知) 

 

 内容はリンク先を見て頂くとしまして…引退を決めた時期が「クライマックスが終わってすぐ」というのがちょっと複雑ですね。あのプレーが直接的な引き金になったのかと言うのもありますが…まぁすでに読売の生え抜き最年長ということもあり引き際だったのかもしれませんね。

 

 で、この鈴木尚広という選手、実勤15シーズンで一度も規定打席に達したことがなく、それでも通算228盗塁をしているというわけなんですが…もし彼が入団していたのが読売ではなかったらどうだったでしょうか。ひょっとしたらレギュラーを獲得していたかもしれないですし、出場が増えたということで盗塁ももっと多かったかもしれない。逆に読売にいたからこそ足のスペシャリストとして活躍できたということも考えられます。どっちが良かったのかはわかりませんが、少なくとも悪かった野球人生ではなかったと思います。

 あとは歴代1位の盗塁成功率についても書かなければなりませんね。9月27日に今季10個目の盗塁を成功させ盗塁成功率を82.91%とし、元南海の広瀬叔功の記録(82.89%)を抜きトップに立ちました。結果的にそれが現役最後の盗塁となったわけですが…ほとんどが代走で非常にマークされやすい中でこの記録を立てたのは偉大だと思います。

 ちなみに盗塁成功率は200盗塁以上の選手のみのランキングになりますが、イチローNPB時代に199盗塁(盗塁死33)しており、成功率は85.78%だったりしてます。ま、こちらは参考記録としまして(汗

 

 ともあれお疲れ様でした。あとに続く選手が出てくるか楽しみです。