藤井聡太三段 最年少プロ棋士へ
将棋のプロ棋士養成機関・奨励会三段リーグの最終日が3日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、藤井聡太三段が13勝5敗の成績で1位となり、10月1日付で史上最年少、14歳2か月でのプロ入り(四段昇段)を決めた。
76歳の現役最年長棋士、加藤一二三九段の記録(14歳7か月)を62年ぶりに塗り替えた。(読売新聞)
このニュースを聞いたとき、リアル桐山零…と思った人は決して少なくないと思います。
※ 10月8日からNHKでアニメが放送されます。
※ 2017年春には神木隆之介主演で実写映画公開です。
…って、3月のライオンという漫画の紹介にもなってしまいましたが、それはここにおいといて…
昨年に最年少三段ということで話題になってましたが、1年での三段リーグ突破での最年少プロ棋士の記録更新…。末恐ろしいですね。
中学生でのプロ棋士というと過去には…
加藤一二三…名人、王将
渡辺 明……永世竜王資格保持
4人ともタイトルを獲得しています。
藤井新四段の今後の活躍を期待しております。
さて、62年前の最年少力士であり、現役最年長力士は加藤一二三(ひふみ)九段ですが、彼は1年前にこんな言葉を残してます。
本日、三段昇段達成された藤井聡太さんが、わたくしの史上最年少プロデビューの記録を塗り替えて四段昇段達成すれば、わたくしの夢のひとつである21世紀生まれのプロ棋士との対戦が実現する可能性がある。19世紀生まれ、20世紀生まれのプロ棋士と対戦を重ねてきたわたくしとしては実現させたい。
— ひふみん@新四段誕生おめでとうございます (@hifumikato) October 18, 2015
そして、今回このようなコメントも残されてます。
藤井聡太新四段のご誕生まことにおめでとうございます。62年ぶりに史上最年少記録を塗り替えてのプロ入りということで、かねてより注目しておりました。是非とも息の長い棋士になってほしいと願います。個人的には、現役棋士として、こうしてコメントできるのも幸せなことで感慨深く思っております。
— ひふみん@新四段誕生おめでとうございます (@hifumikato) September 3, 2016
ただ、加藤一二三九段は現在C級2組で降級点2。今年のシーズンで降級点がつくとフリークラスに降格で引退扱いとなり、リーグ戦で藤井新四段との対戦がなくなってしまいます。77歳シーズンでの現役棋士という史上最高齢棋士となることも断たれてしまいます。
19世紀生まれ、20世紀生まれ、21世紀生まれの3世代棋士との対戦をすべく、何とか踏みとどまっていただきたいものです。
加藤一二三九段の健闘もお祈りいたします。