琴奨菊 優勝から1年で大関陥落
かど番だった大関琴奨菊(32=佐渡ケ嶽)が8敗目を喫して、史上10位タイの32場所在位した大関からの陥落が決まった。玉鷲(32=片男波)に押し出しで敗れた。(日刊スポーツ)
昨年の初場所は…日本出身力士として10年ぶりの優勝ということで絶頂を迎えていたのですが…
1年でまさかの陥落…。本当に1年前は想像もできませんでした。
琴奨菊の2016年の6場所の成績はというと…
夏場所 10勝5敗 名古屋場所 1勝6敗8休(6度目のカド番へ)
秋場所 9勝6敗(カド番脱出) 九州場所 5勝10敗(7度目のカド番へ)
結局初場所だけの確率変動という印象のまま1年を終え、7度目のカド番でついに陥落ということになってしまいました。残念です。
さて、大関陥落ということでは過去にもいろいろなケースがありましたが…過去の大関陥落は16人(19回)。そのリストはというと…
昭和47年3月 前の山(27歳)
昭和49年5月 大受(24歳)
昭和50年11月 魁傑(27歳) ⇒後に大関再昇進
昭和52年9月 魁傑(29歳)
昭和60年5月 琴風(28歳)
平成4年11月 霧島(33歳)
平成5年11月 小錦(29歳)
平成12年5月 貴ノ浪(28歳)
平成13年7月 出島(27歳)
平成13年9月 雅山(24歳)
平成21年11月 千代大海(33歳)
平成24年11月 把瑠都(28歳)
平成25年11月 琴欧洲(30歳)
平成29年1月 琴奨菊(32歳)
基本的に大関陥落の翌場所に10勝すれば特例で大関復帰となるのですが、過去18回のケースで大関復帰したのが5回(魁傑はしばらく経ってからの再昇進)。しかも陥落した年齢が26歳から28歳までの間と比較的若い頃に陥落した場合しかないので…過去のケースとしては非常に厳しいこととなります。
1年前に優勝してるので、捲土重来を期待したいところですが…どうでしょうか。
とにかく、来場所に期待したいと思います。