大谷翔平がMVP、高梨裕稔が新人王に！

　2016年度パ・リーグ最優秀選手賞（MVP）が本日11月28日(月)発表され、北海道日本ハムファイターズの大谷翔平投手が受賞しました。全国の新聞・通信・放送各社で5年以上の取材経験があるプロ野球担当記者による投票で、有効投票254票のうち、1位票を253票獲得し、2位以下を大きく引き離して入団4年目での初受賞となりました。(ファイターズ公式)

　こちらは妥当ですね。

　ベストナインについては、今年一番活躍した投手、今年一番活躍した指名打者…ということでは大谷翔平は二刀流であるがゆえにそれぞれ一番とは言えないのでベストナインの獲得はおかしいと思っておりますが、1選手としてであれば投手としての活躍、指名打者としての貢献度を合計させることができますので、圧倒的に1番として認められていいと思いました。

　投票結果も全254人中253人が1位投票で残る1票が2位票(1位は宮西に投票された模様)。ほぼ満場一致…という言葉は日本語としては不適切ですが、それくらい完璧な選出でした。

　本当におめでとうございます。

 　これでますますメジャーに近づいた…そんな気がします。

　彼が希望するなら喜んでメジャーに送り出す…そのつもりでおります。

　そして新人王についてですが…

　2016年度パ・リーグ最優秀新人（新人王）が本日11月28日(月)発表され、北海道日本ハムファイターズの高梨裕稔投手が受賞しました。(ファイターズ公式)

　3年目でありますが10勝2敗。昨年までの実績考えたら先発で大丈夫かという気がしてましたが、そんな心配も吹き飛ばした大活躍。恐れ入りました。

　で、今回の投票結果なんですが…

　　◎　高梨 裕稔……131票

　　　　茂木 栄五郎…116票

　正直なところ高梨の10勝2敗という成績は新人王としては文句のない成績ですが、茂木に関してはちょっと物足りない感じがしてました。ただ、平成に入ってからのパリーグの野手の新人王というと…

　1996年　金子 誠(日本ハム)　3年目(高卒)　.261　4本　33打点　15盗塁

　1997年　小坂 誠(ロッテ)　1年目(高卒社会人)　.261　1本　30打点　56盗塁

　1998年　小関 竜也(西武)　4年目(高卒)　.283　3本　24打点　15盗塁

　こんな感じでしたので

　2016年　茂木 栄五郎(楽天)　1年目(大卒)　.278　7本　40打点　11盗塁

　遜色はないんですが、それでも、投手の10勝には差は明けられてもおかしくないと思うのですが、それでもこれだけの票の差が少なかったのは、大卒3年目と大卒1年目のハンデだったのではないか…という気がしないでもないのですがいかがでしょう？

　それでも高梨が取ったのでそのようなことが余裕で言えているという気がしないでもないのですが。

　ちなみにファイターズの新人王獲得選手は以下の通りです。

　1980年　木田 勇　1年目(高卒社会人)　22勝8敗4S 防2.28

　1983年　二村 忠美　1年目(高卒社会人)　.282 13本 35点 6盗塁

　1996年　金子 誠　3年目(高卒)　.261 4本 33点 15盗塁

　2002年　正田 樹　3年目(高卒)　9勝11敗0S 防3.45

　2006年　八木 智哉　1年目(大卒)　12勝8敗0S 0H 防2.48

　2010年　榊原 諒　2年目(大卒)　10勝1敗0S 6H 防2.63

　2015年　有原 航平　1年目(大卒)　8勝6敗0S 0H 防4.79

　2016年　高梨 裕稔　3年目(大卒)　10勝2敗0S 1H 防2.38

　この中でファイターズ一筋で現役生活を終えたのは金子誠ただ1人…

　変なジンクスに巻き込まれないことを祈るばかりです。

　ちなみに、セリーグはというと、

　最優秀選手…新井 貴浩(広島)

　最優秀新人…高山 俊(阪神)

　高山は文句なし。

　新井さんはというと…成績的には

　鈴木　誠也 .335　29本　95打点　16盗塁

　菊池　涼介 .315　13本　56打点　13盗塁

　新井　貴浩 .300　19本　101打点　 0盗塁

…なんで鈴木誠也じゃないの？という気がしないでもないんですが…まぁ、新井さんだからしょうがない…ということにしておきましょう。

　投票結果はというと…

　◎　新井 貴浩　1位票 120　2位票 51　3位票 28　781点

　　　菊池 涼介　1位票 54　2位票 46　3位票 21 429点

　　　鈴木 誠也　1位票 35　2位票 50　3位票 40 365点

　みんな新井さんが好きなのね…ということで納得しておきたいとおもいます。

　感想は以上です。