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ざわぶろぐ

とりあえずてきとーに。

大相撲九州場所 鶴竜が3度目の優勝

 横綱鶴竜(31=井筒)が大関豪栄道(30=境川)を上手出し投げで下して13勝目を挙げ、千秋楽を残して7場所ぶり3度目の優勝を決めた。(日刊スポーツ)

 

 ということで、鶴竜が14日目に星2つの差をつけて3度目の優勝を決定させました。

 

  先場所、豪栄道が全勝で初優勝を決めたということで綱取りがかかっていた場所なんですが、6日目に玉鷲、中日に隠岐の海に敗れた段階で黄信号が灯り、9日目の稀勢の里、13日目からの三横綱に全敗…結局9勝6敗ともと戻り。フロックで全勝優勝というのはできるはずがないのですが、1場所限りの確変となってしまったのは非常に残念です。

 

 で、優勝力士の鶴竜。なんというか…正直横綱としてあまり評価できてなかったんですよね。

 本来「大関での2場所連続優勝かそれに準じる成績」という横綱昇進基準ですが、双羽黒が優勝ゼロのまま横綱昇進してそのまま引退して以降「大関での2場所連続優勝」が事実上の横綱昇進基準になり、それが大乃国以来27年ぶりに解除されて昇進。それから2回目の優勝まで9場所(しかも12勝3敗)。3回目の優勝までさらに7場所…他の力士が落としたところにスポッと入ってる感じがしていささかもやもやしますが、そこに入れるだけの力があるということは認めざるを得ません。

 歴代大関で優勝回数が3回以上の力士は5回の魁皇、そして3回の(清水川、小錦千代大海栃東)。ぶっちゃけていうと魁皇は別格として、双羽黒被害者の会のメンバーである小錦千代大海栃東の優勝回数を超え、近いうちに4回目の優勝を果たしてくれることを期待しております。

 

 日馬富士白鵬の2横綱については特に語ることはないと思います。3横綱4大関という上位ラッシュの時代で11勝4敗は調子が悪い中では悪いという成績ではないですからね。横綱大関以外への取りこぼしといえば日馬富士は小結の玉鷲、白鵬は急成長しかかってる遠藤のみですので批判はできない成績です。

 

 稀勢の里は12勝3敗。年間69勝で史上初の優勝なしでの年間最多勝ということになりました。この1年は優勝次点が4場所と安定するけれども決めきれないという点が非常に気になりました。鶴竜が優勝同点⇒優勝で横綱昇進していたので優勝すれば横綱昇進がほぼ約束された状況の中で3回の綱取り失敗。特に秋場所は白鵬不在と言う絶好の機会の中、序盤に隠岐の海、栃ノ心に星を落とし脱落。と思えば綱取りがなくなった九州場所では12勝3敗の好成績…とはいっても3敗全てが横綱大関以外への取りこぼしというのが非常に残念極まりないです。

 心技体の技、体は横綱級ではあると思いますが、その心の部分を何とかしてもらいたいものです。琴奨菊豪栄道に優勝を先越されている場合じゃない。そう思っていただきたいものです。

 

 琴奨菊は5勝10敗でカド番に、カド番だった照ノ富士は8勝7敗でカド番脱出…。このあたりはなんかいつもどおりって感じなので、もういいです。

 

 先々場所11勝、先場所10勝と大関昇進がかかっていた関脇高安は7勝8敗と負け越し。平幕相手で落とした星が碧山、嘉風だけだったのでまぁ悪いとも言えないですな。

 平幕相手に落とさず、大関以上に五分の成績をあげることができれば大関昇進は目の前。期待しております。

 

 西小結の玉鷲は1横綱3大関を破り、10勝5敗で初の技能賞。先場所が前頭6枚目で10勝ですので2場所連続2桁勝ち星。さすがに来場所は大関鳥はないでしょうが、その次の春場所大関に挑戦してくれることを期待します。

 

 東前頭3枚目の遠藤は7勝8敗。先場所13勝2敗で初の技能賞を獲得し勢いに乗っている中、前半戦で白鵬から金星をあげるなど1横綱3大関撃破をしているので一気に勝ちこせるかと思っていたのですが、後半に取りこぼし。千秋楽に玉鷲に勝てば殊勲賞だったのですが敗れ、負け越しのために殊勲賞獲得ならず、三役昇進もなく…となりました。

 幕内エレベーター力士で終わるか、一皮剥けて三役昇進なるか…ここが正念場。がんばってもらいたいものです。

 ところで、遠藤の金星獲得はこれで2つ目なんですが、金星を獲得した場所は2場所とも7勝8敗で殊勲賞を逃してるんですよね。

 巡りあわせなんでしょうかね…

 

 正代は11勝4敗で敢闘賞。学生時代のライバル、そして同期入門であり、幕下付出しからの出世であったため番付が上であった遠藤よりも先に三役昇進をすることをほぼ決定付けました。

 ただ今場所は横綱大関陣との取り組みが2番のみで1勝1敗。来場所の関脇昇進で真価が問われるところです。期待しています。

 

 もう一人の敢闘賞は新入幕の石浦。宮城野部屋白鵬内弟子ということですが初日黒星のあと10連勝と優勝争いに絡んでましたが12日目からの前頭上位との対戦で4連敗…。それでも入幕の場所で10勝は立派です。

 日大出身で遠藤の1学年上ということでいろいろ比較されることも多くなるとおもいますが、全く比較されないよりはよっぽどましです。今後に期待します。

 

 十両では貴乃花部屋の佐藤が12勝3敗で優勝。貴乃花の育てた関取第1号がそのまま巻くうち第1号となります。まだ20歳ですし、ここからどんどん伸びて行く素材。末は大関横綱か…師匠超えは厳しいとおもいますがそのつもりで精進してもらいたいです。

 

 幕下では…春場所では関脇だった豊ノ島が2場所連続負け越し&アキレス腱断裂で2場所全休で幕下に陥落してましたが、ここで4勝3敗。勝ちこしたものの十両復帰はならず…という状況でした。それでも実力はまだまだ上位なので負傷を直してさっさと三役に戻って欲しいところ。

 ただ無理はしないようお願いしたいです。

 

 三段目では元小結の常幸龍が決定戦を制し優勝。十両で負け越し、2場所連続で全休で三段目まで落ちてましたがさすがにここでは実力差が違います。

 関取復帰、期待します。

 

 序二段では先場所序の口優勝し、ネタにさせていただいた舛ノ山がいましたが… 

zawa.hatenablog.com

 6勝1敗で優勝はならず。ですが、三段目復帰はほぼ確実となりました。

 20秒しか戦えないというハンデを持ちますが、まだまだ26歳と若いので幕内復帰、そして三役…目指して欲しいものです。

 

 あと、千秋楽に観戦した中では序ノ口の優勝決定戦、小笠原と庵原の伊勢ヶ濱部屋の同門対決がありました。

 なかなかの大相撲で見所がありました…まぁ小笠原の締め込みがちょっとゆるいかなというのが気にはなりましたがね。小笠原が制し序ノ口優勝。両力士のこれからの出世に期待します。

 

 2016年の大相撲は初場所琴奨菊が日本出身力士として10年ぶりの優勝をしたのをきっかけに白鵬が春夏2場所連覇。そして名古屋場所日馬富士、秋場所は豪栄道、そして九州場所鶴竜と16年ぶりに年間で5力士が優勝をするという乱戦ぶり。しかも年間最多勝が優勝をしていない稀勢の里というのが戦国時代となった今年を象徴しているのではないかと思われます。

 来年はどうなるのでしょうか…白鵬の時代は完全に終わるのか、それとも復活するのか。横綱は誕生するのか…今年以上に面白いことになりそうです。

 

 期待します。