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2016年 NPBベストナイン発表

 2016年度「ベストナイン」の受賞選手が発表され、セ・リーグは9名、パ・リーグは「ベストDH」を含め10名の選手が、プロ野球担当記者の投票により選ばれました。(NPB公式)

 

  選出されたのは以下のメンバーです。

  ベストナインの表彰選手は以下のとおりです。

 

パシフィック・リーグ

【投手】大谷 翔平(日本ハム) 2年連続2度目

【捕手】田村 龍弘(ロッテ) 初受賞

一塁手】中田 翔(日本ハム) 2年連続2度目(外野手で2回)

二塁手】浅村 栄斗(西武) 初受賞(一塁手で1回)

三塁手】B・レアード(日本ハム) 初受賞

【遊撃手】鈴木大地(ロッテ) 3年ぶり2度目

【外野手】角中 勝也(ロッテ) 4年ぶり2度目

【外野手】糸井 嘉男(オリックス) 2年ぶり5度目

【外野手】西川 遥輝(日本ハム) 初受賞

指名打者】大谷 翔平(日本ハム) 初受賞

 

セントラル・リーグ

【投手】野村 祐輔(広島) 初受賞

【捕手】石原 慶幸(広島) 初受賞

一塁手】新井 貴浩(広島) 11年ぶり2度目

二塁手】山田 哲人(ヤクルト) 3年連続3度目

三塁手】村田 修一(巨人) 3年ぶり4度目

【遊撃手】坂本 勇人(巨人) 4年ぶり3度目

【外野手】鈴木 誠也(広島) 初受賞

【外野手】筒香 嘉智(横浜DeNA) 2年連続2度目

【外野手】丸 佳浩(広島) 2年ぶり2度目

 

 初受賞が6人(別ポジションで獲得してる大谷翔平と浅村栄斗は除く)。連続受賞は4人…優勝チームが代わったということでやはり顔ぶれが代わってきてますね。昨年ブレイクした筒香がことしは本塁打、打点の2冠を獲得し、さらに成長を続けているのと、2年連続トリプルスリー山田には改めて脱帽です。

 

 ちょっと物申したいのが大谷翔平の投手と指名打者でのベストナイン獲得。今年から規定がこのように変わったのですが…

 

 ◆ベストナイン投票規定の変更 昨年までは同一選手を複数のポジションで投票することを禁じてきた。大谷が投打で活躍する中、セ、パ両リーグから選出を委嘱されているプロ野球記者会は、投手と野手との重複投票を認めると決定。従来の規定でも複数ポジションで最多得票なら指名打者に限り重複選出が認められていたが、重複投票がなければ票が割れ、両方で選ばれない可能性もあった。

 

 まずは指名打者の面からすると…各球団で指名打者として多くプレーしていたのは…

 

 日本ハム大谷翔平 80試合

 ソフトバンク長谷川勇也 90試合

 ロッテ…デスパイネ 123試合

 西武…中村剛也 55試合

 楽天…ウィーラー 50試合

 オリックス糸井嘉男 25試合(残り118試合はセンター)

 

 この中で規定打席に達しているのがデスパイネとウィーラー、そして糸井嘉男のみ。

 糸井は外野がメインということで除外、ウィーラーはチーム事情で一塁、三塁、指名打者として使いまわされた感があるので除外すると相手がデスパイネのみとなるのですが…

 

 デスパイネ 134試合 570打席 .280 24本塁打 92打点

 大谷翔平  104試合 382打席 .322 22本塁打 67打点

 

 確かに打率は大谷の方が高く、1打席あたりの本塁打大谷翔平の方があるのですが、それでも規定打席に達しているデスパイネの方が指名打者として年間活躍していた感が強いです。まぁ、それでもまだ指名打者の方が納得が行くんですよ。

 

 問題は投手なんですよね…。基本的に先発投手メインでやっていたのに規定投球回数に届いてないというのが一番のネックでしてね。

 個人的にはベストナインの投手は先発がメインでいながら規定投球回数に達していない無冠の投手がとるべきではないと思っておりまして、とるとしたら最優秀防御率石川歩(ロッテ)最多勝和田毅(ソフトバンク)がとるのが筋じゃないかと思うんですよね。

 

 確かに投手としてのポテンシャル、指名打者としてのポテンシャルは大谷翔平は抜群なのはわかります。年間での1選手として投手と打者の両方での功績を重ね合わせれば大谷翔平の貢献度は非常に高いのは明白です。ただそれでも、今年投手として、指名打者として一番の成績をあげたのは大谷翔平ではないとは思います。

 

 もちろん記者投票で選ばれている以上、私の意見に異論のある人は多いと思いますが…こういう考えもあるということを思っていただければ。それだけです。

 

 ともあれ、受賞者の皆様、おめでとうございました。

 来年の活躍も期待してます。

 特に大谷翔平選手のハードルはますます上がった気がしてますので、よろしくお願いします。