ファイターズ 4年ぶりの日本シリーズへ
北海道日本ハムファイターズは10月16日(日)、札幌ドームで行われた《2016 日本通運クライマックスシリーズ パ》ファイナルステージ第5戦で福岡ソフトバンクホークスを7-4で破り、対戦成績を4勝2敗(アドバンテージ1勝を含む)として4年ぶりにクライマックスシリーズ優勝を飾りました。
最優秀選手賞(MVP)には5試合で2本塁打5打点をマークした中田翔選手が輝きました。(ファイターズ公式)
ということで北海道日本ハムファイターズが福岡ソフトバンクホークスを破り、広島東洋カープの待つ日本シリーズへ駒を進めることとなりました。
いやぁ、まさか5戦目で決まるとは…1回の表裏の試合速報を見た段階ではぜんぜん思っていませんでした。
ここまでの4戦は…
ここまで2勝2敗ときていてますが、この第5戦でソフトバンクにもリーチをかけられたくない…そんななかで栗山監督はここまで使っていたもののブレーキとなっていた田中賢介をスタメンからはずし、杉谷拳士をセカンドで起用してきました。
試合は1回にいきなり加藤が捕まりました。中村晃ヒットからの犠打、その後の自身の失策、四球の後に松田の3ランで合計4失点。この時点で非常に厳しい試合になると予想されました。
しかし2回から登板のバースが4回を無失点の好投。打線も2回に中田のソロホームランで追撃ののろしを上げ、3回に1点追加して先発攝津をKO。4回には2番手東浜を攻略し3点とって逆転。5回も3番手森から2点あげ、一気に7-4と逆転に成功しました。
そのあとの継投が見事でした。6回7回に谷元、8回に宮西と来たところで9回に誰が投げるか…とおもったら、まさかの大谷翔平が指名打者を解除しての登板。ストッパーとして9回のマウンドに立つことになりました。
いや、一度はやって欲しかった「指名打者を解除しての大谷翔平の9回登板」、まさかこの大一番の最終回で見られるとは思いませんでした。
ということで大谷の15球の全投球内容がこちらになります。
vs松田
初球 163km/h ストレート ファウル
2球目 141km/h スライダー ファウル
3球目 164km/h ストレート ファウル
4球目 143km/h スライダー ボール
5球目 145km/h スライダー 空振り 三振
vs吉村
初球 165km/h ストレート 空振り
2球目 164km/h ストレート ファウル
3球目 143km/h スライダー 空振り 三振
vs本多
初球 164km/h ストレート ファウル
2球目 151km/h フォーク 空振り
3球目 165km/h ストレート ファウル
4球目 163km/h ストレート ファウル
5球目 148km/h フォーク ボール
6球目 165km/h ストレート ファウル
7球目 149km/h フォーク ショートゴロ
15球のうち8球がストレート。そのストレート全てが160km/h超え。さらに自己最高記録の164km/hを更新する165km/hを叩きだすという圧巻の投球。打者も捕らされる捕手も災難としか言いようがないですな。しかも、151km/hのフォークボールなんて聞いたことがないです。落ちる前に本塁到達するんじゃないかと言う感じですw
しかしまぁ、こんな球を良く当てられるもんです。大谷もすごいですが、当てた本多もすごい。そう思います。
ともあれ、なんとかクライマックスシリーズを突破し日本シリーズに駒を進めることができました。
相手は25年ぶりの日本シリーズとなり、32年ぶりの日本一を目指す広島東洋カープ。今年の勢いのままクライマックスシリーズを3勝1敗で突破してきた神ってるカープ…とても怖い相手です。
しかしファイターズも負けておりません。4年ぶりの日本シリーズで10年ぶりの日本一…日本一への渇望はカープほどでもないかもしれませんがないわけではありません。
この日本シリーズで一番期待をしているのは中田翔。今回のクライマックスシリーズでは大谷翔平の派手なパフォーマンスに隠れてはいましたが、5試合で2本塁打5打点とチームトップタイの成績。まぁ、記録的にはレアードも2本塁打5打点でしたが、第5戦の3安打が一番功を奏したのかなと思っております。
中田翔の出身地は広島県。北海道の主砲が生まれ故郷の広島でカープには嫌な形かもしれませんが、錦を飾ってくれることを期待しております。
日本シリーズは22日から。熱戦を期待します。