大相撲秋場所 豪栄道 全勝で初優勝
14日目に初優勝を決めていた大関豪栄道(30=境川)が、大関琴奨菊(32=佐渡ケ嶽)を寄り切って、全勝で花を添えた。現行のかど番制度となった1969年名古屋場所以降、かど番大関の全勝優勝は初めてとなった。11月の九州場所では初の綱とりに挑む。(日刊スポーツ)
大関に昇進してからの12場所で2桁勝ち星がわずか1回。さらに今回が4度目のカド番と非常に低迷してい豪栄道。場所前は完全にノーマークだったのですが今場所は全勝優勝…。おめでとうございます。日本出身力士での全勝優勝は貴乃花以来20年ぶりとのこと。すごいことだと思います。
とはいってもこれまでの成績が成績だったので、普通だったら大関での2場所連続優勝で横綱昇進という基準があるのですが、いいのか?という気にもなってます。とはいっても、地位が力を作ることもありますし、2場所連続して優勝できれば、その爆発力と言うのは非常に大きいので、期待はせざるを得ないところです。
カド番からの優勝ということで、横綱昇進は優勝が必須になるのではないかと思いますが…期待することにしましょう。
三賞は…
・殊勲賞…隠岐の海 9勝6敗(初受賞)
東前頭筆頭で2横綱3大関を撃破。すなわち今場所出場していた横綱大関勢のうち、豪栄道を残して全部撃破したということで。これは大したものです。
逆に関脇以下の力士に対して4勝5敗だったということもあるのがちょっと残念。ここを解消できれば大関も目指せる…かなと。まぁ、年齢が年齢ですのでそこまで急激にと言うこともないと思いますが、がんばってもらいたいものです。
・敢闘賞…高安 11勝4敗(3度目)
こちらは東関脇で2横綱2大関を撃破。先場所が11勝4敗、今場所が10勝5敗となり大関昇進へリーチがかかりました。
ここ最近の5大関は32勝が昇進の目安となっております。来場所11勝すれば大関昇進の目がでてくるのではないかと思います。
期待してます。
・技能賞…遠藤 13勝2敗(初受賞)
東前頭14枚目という下位ではありましたが13勝2敗は立派。しかし、前頭下位で2桁白星、前頭上位で2桁黒星という前頭エレベーター力士という状況になりつつあるのは非常に残念ではあります。
来場所は再度前頭上位に来ることがほぼ確定。ここで一皮剥けて三約昇進へ期待してます。
あとは…稀勢の里ですか…
今場所は白鵬も休場ということで稀勢の里の場所だと思っていたのですが、序盤に平幕力士に2敗であっさり綱取りから脱落。新聞紙上ではまだ…とかいってましたが結局上位との対戦でも両横綱と豪栄道に敗れて10勝5敗。大関としては及第点の成績ですが、綱取りがかかった場所の序盤で2敗というのが非常に残念すぎます。
結局優勝次点にもならなかったので綱取りは白紙。最初からやり直してもらいましょう。大関陣の中では一番コンスタントに星を残していているので、期待はしております。
励んでください。
来場所は11月13日~27日。福岡国際センターでの九州場所。
平成28年最後の場所が盛り上がることを期待しております。