元横綱千代の富士こと九重親方逝去について
小さな大横綱が天国に旅立った。大相撲の元横綱千代の富士の九重親方(本名・秋元貢)が7月31日午後5時11分、膵臓(すいぞう)がんのため、東京・文京区内の病院で死去した。61歳だった。「ウルフ」の愛称で親しまれ、史上3位の31度の優勝など昭和から平成にかけて一時代を築き、89年には角界で初めて国民栄誉賞も受賞。大鵬、北の湖に続き道産子の大横綱がこの世を去った。(日刊スポーツ)
残念です。
私が相撲をまともに見始めたのがそれこそウルフフィーバーの始まりの頃であり、時代のヒーローでした。あの頃は北の湖の晩年期ではありましたが、すばらしい横綱大関陣が切磋琢磨し非常に盛り上がった時代であり、その中でも第一人者であった千代の富士は本当にヒーローでした。
優勝回数31回。53連勝。通算1045勝…すばらしい金字塔を立てた大横綱でした。
思い起こせば3年前の8月。かみさんの実家に遊びに行っていたときにちょうど九重部屋の北海道合宿が福島町の横綱千代の山・千代の富士記念館で行われているということで見学に行きました。
朝早く北斗市を出て車で福島町の横綱千代の山・千代の富士記念館まで行き、朝稽古を見学。その途中で九重親方が出てきてじっと稽古を見守っていたのを思い出します。
画像はそのときの写真です。厳しく土俵上の弟子たちを見つめていました。
稽古のあとでお客さんたちも解散し、記念館内の見学をしておりましてトロフィーとか賞状、過去の番付とか見て楽しんでましたが…入り口のところで親方が見学者の方との撮影会をやっており、私と妻も親方と一緒に写真を撮影していただいたことを思い出します。これは非常にうれしかったですね。
ただ、親方がここまで早く亡くなられるとは思わなかったので…当時5歳だった長男を強引にでも連れてくるんだったと後悔しております。
親方が亡くなった後は元大関千代大海の佐ノ山親方が継承するとのこと。関取も6人抱えている名門を盛り上げていってほしいものです。
ご冥福をお祈りいたします。