最低賃金の件について思う事
昨日ツイッターで最低賃金の件について思った事書いたら意外とリツイートされたので、こっちにも転載してみます。
誤字が結構多かったので、その点はそのまま転載いたします。
時給を○○円以上にしろという法律ができるなら、扶養控除とかその辺の制限も上方しゅうせいしてもらわんと困る。扶養控除の金額のせいで、「仕事できる時間が減る」とか「サービス残業でもいいから仕事させてくれ」なんて話が出てくる。ありえない話かもしれないけど、パートさんから実際に出た話です
— ざわ (@zawayoshi) 2015, 12月 16
誤字→ 上方しゅうせい→上方修正
あと今の企業が低賃金じゃなきゃやっていけない事情って、消費者物価が以上にまで低いからな。海外生産の値段が安いのは国内人件費が高いからであって、国内の商品に国内の人件費を適切に反映させた場合、お前ら「高いから絶対に買わない」だろ?第3次産業ばっかり盛り上がった結果がこれだよ。
— ざわ (@zawayoshi) 2015, 12月 16
結局グローバル化ってなにが一番きついかって、国際競争力の大きな部分である「価格」の面で絶対に中国に勝てないわけで。ある程度の消耗品なんて高品質で高価格の日本製より、日本製より品質が多少落ちても妥協できるレベルで低価格の中国製の方を今の日本の消費者は選ぶんだから。
— ざわ (@zawayoshi) 2015, 12月 16
それでも、日本製の価値感を出すためには高くて高品質のモノを作らざるを得ないし、職人レベルだとクソレベルの商品を作る事はできないわけで。賃金が低いのはブラックだとか言うけど、消費者が消費財に対して相応の評価をしない現状は完全に日本人は他人にブラック的な仕事を押し付けてるわけで。
— ざわ (@zawayoshi) 2015, 12月 16
日本の消費者が、製造業者に望む価格レベルってのは中国とか南アジアの諸国レベルの価格レベル。だから、本気で国際競争力を…というなら、賃金レベルを一気に中国レベルまで落としてみたらどうなのよとはちょっと思う。無茶な話だけど。
— ざわ (@zawayoshi) 2015, 12月 16
結局サービス業という右から左に流すだけの業種とか、物を流すための広告宣伝する業界に金がまわり、モノを無理やり高く売るくせに、安く買い叩く連中が多いのが現状だったりするわけで。
— ざわ (@zawayoshi) 2015, 12月 16
んでもって国内でモノづくりを…とか言いつつも、そう言ってる人たちが零細の職人を最低賃金レベルで作業できないレベルで値段叩くから、そりゃモノづくり業界の衰退&後継者不足…になるわけで。良く言われるブラック企業は従業員が苦しんでるけど、こういう業界は零細企業の経営者が苦しんでるのよ。
— ざわ (@zawayoshi) 2015, 12月 16
実際の販売業者が「この商品、○○○円で売ってくれますか?」って良く来るけど、私なんぞは「この商品作るのにどれだけの材料とどれだけの作業時間がかかるかわかりますか?で、あなたの地域の最低賃金以下でこの仕事しろって言うんですか?」って事は平気で言ってたりしますしね。「在庫処分品でしたら何とかなりますけど」って話はしますが。
今の消費者の製造業に対してのコスト感覚からすると、日本人は他人に対してブラックな感覚を持っていると私なんぞは言いたいわけです。サービスとかおもてなしレベルでいくらでも何とかなるものならともかく、モノに対して必要以上に低価格を求めるのはおかしいとは思うわけですのでその点だけ…
異論はあると思いますが、とりあえずは言いたいことを垂れ流してみました。